前回のレッスンノートで弦の張り替えかたをご紹介しました。
今回は、弦についての注意点を書きます。
1、一度に全部の弦を外さないこと。
駒が外れ、魂柱(バイオリンの表板と裏板の間に立っている棒)が動いてしまう可能性があります。
これは危険。
2、弦はやたらと緩めないこと。
ケースにしまうとき、長時間弾かないからといって、弦を緩める必要はありません。
3、弦は常にストックしておきましょう。
弦はいつ切れるか分かりません。必ず各弦一本ずつはケースに入れておきましょう。
ただし、あまりにも古くなった弦は錆びなどで痛むため、予備数はほどほどに。
4、本番前は時期をみてから張り替えましょう。
張り替えたばかりの弦は伸びないため、すぐに音がくるいます。
また、馴染むまで多少時間がかかります。
発表会や演奏会を控えている場合は、弦が馴染む期間(数週間)を考えてから張り替えましょう。